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Tシャツの歴史 その@
Tシャツの歴史は、1800年代、つまり19世紀にはすでに、
ヨーロッパ(イギリスやドイツが発祥と云われる)にて、
主にアンダーウェア・つまりは下着として、その歴史の始まりとなります。
それが世界的な広がりをみせるキッカケとなったのが、第一次世界大戦中、
フランス海軍にて使用されていた白色木綿下着を、
アメリカ軍の兵隊が持ち帰ったのが始まりとされています。
(フランス農民が使っていたともされていますが・・。)
アメリカ軍の兵士らが持ち帰った理由は、
当時のアメリカ軍で官給品であったウール製のアンダーシャツが、
肌にチクチクすると不評だったために、フランスで使われていたこの種のシャツを持ち帰ったところ、
着脱性や実用性に優れていることが喜ばれた事が背景にあったようです。
その後、船員や労働者・農民などの間でその実用性の高さが評価されて広く使用され、
ついにはアメリカ海軍に制式採用されたのち、その実用性が認められて、
アメリカ陸軍にも制式採用されることになりました。
なお、アメリカ陸軍採用の際には、その用途の特殊性から、
それまで白無地だったTシャツは、カーキ色に塗られたものが、兵士達に配られました。
この様に、初めには下着・作業着として、現場の人間達に愛されたのが始まりのTシャツは、
文字通り、シャツを広げた時にアルファベットの「T」に見えることから、「Tシャツ」と名付けられました。
(アルファベット表記ではT-shirt)
また、白無地の作業用Tシャツは、この頃プリントTシャツとしての歴史も歩むことになり、
アメリカの大学の体育の授業の中で、練習着として貸し出されていたTシャツを、きちんと学生達に返してもらう目的のために、
これに番号をプリントしたのが、その始まりとなりました。
また、こうしたTシャツが学生達の間で人気となり、
校章や、学校名などがプリントされたTシャツが、学校の生協などで販売されるようになりました。
また、1939年頃には、映画の宣伝の為のプリントTシャツが登場しています。
その後、世界は第二次世界大戦という時代を挟んで、
戦後、戦地から復員した若い学生達は、
戦地から戻ってきた後でもそのままTシャツを着続けて、アウターシャツとして定着していきました。
その内、不良少年達のあいだで、革ジャンの中からTシャツを着ける・・といったスタイルが流行しだし、
それから1950年代に、映画「欲望という名の電車」のなかで、下着であったTシャツを、
セクシーに着こなしていた俳優のマーロン・ブランドの名演技によって・または、
同じく映画の「理由なき反抗」の中で、かのジェームス・ディーンが着ていたことによって、
若者達の間で爆発的に流行ることになっていきました。
この革ジャンとTシャツという組み合わせは、若者達の間で反抗のシンボルとして流行し、
それのファッションスタイルは、ジーンズとの組み合わせにより、
そのまま自由主義運動へのムーヴメントへと繋がっていきます。
